HRテックで期待されるのは、人材管理の効率化です。
紙やExcelを用いていた業務をデジタル化することで、大幅な業務効率の改善が期待できます。
しかし、HRテックを導入するにあたり、なにから取り組むべきかわからないという企業も多いのではないでしょうか。
HRテックの導入ステップ
1.業務の洗い出し
HRテックの導入は、大きな業務の改革になるという認識が必要です。
人事管理で行っている全ての業務を確認しましょう。
ここでは、デジタル化できないと思われがちな業務も全て洗い出します。
2.業務を分別する
まずは先に行った業務から、業務自体の要不要を判断します。
以前は必要だった業務も、もしかしたら現在は必要のない業務かもしれません。
デジタル化するしないに関わらず、不要な業務は削減していきましょう。
その後、デジタル化する業務としない業務に分けていきます。
3.自社にあったサービスを見つける
HRテックと一口に言っても、様々なサービスがあります。
勤怠管理・人事評価・給与管理・採用活動など、一気にデジタル化を進める企業もあるかもしれませんが、徐々にデジタル化に取り組みたい企業も多いのではないでしょうか。
その際は、
・どの機能を満たせばよいのかできるか
・誰でも簡単に利用できるか
・既存の自社のツールと連携できるか、または、今後追加したい機能と連携が可能か
など、自社にとって最適なサービスを見つけることが重要です。
求めていた機能であっても、実際に利用すると、使い勝手が想像と異なる場合もあるかもしれません。本格的な導入の目にトライアルで利用できるサービスをいくつか試して比較するとよいでしょう。
注意点
既存の業務をアナログで行っていた場合、ITに不慣れな人事担当者はデジタル化に戸惑うかもしれません。とりあえず導入だけすると、かえって効率が悪くなる可能があります。人事担当者をきちんとサポートできる体制の準備やHRテックサービスを利用しましょう。
まとめ
「早くHRテックを導入しなくては」と思う一方、なかなか簡単ではないと感じることもあるのではないでしょうか。
しかし、働き方改革や少子高齢化社会での人手不足などの社会背景もあり、人事の今後はますます業務が増えていくでしょう。様々な躊躇が、企業の成長に差をつけてしまうかもしれません。
自社にとって必要なことを明確にしながら、HRテックの導入を検討しましょう。