テレワークのコミュニケーション不足を解消する1on1ミーティング

リモートワーク コーチング・フィードバック

試行錯誤しながら導入されたテレワークも当たり前になってきました。

導入にあたり、ネットワークやセキュリティ対策などのインフラシステム構築や、社の規定など制定に注力したかと思います。

懸念であった生産性も維持できる企業が多くあることから、今後も多くの企業がテレワークを続けるだろうと言われています。

一方多くの企業で『テレワークにおいてのコミュニケーション不足』という問題を抱えています。

このコミュニケーション不足を解消する対策として、1on1ミーティングが注目されてきています。

1on1ミーティングとは

1on1ミーティングは、上司と部下が1対1で定期的に行うミーティングです。
インテルやGoogleなどが取り入れ、米国の企業では根付いています。近年では日本の企業も多く取り入れている人材育成の手法です。

1on1ミーティングは、大人数の会議とは異なり、お互いに自然体で話せるということから、部下が上司に対して仕事で経験したことについての悩みや現在の気持ちなどを率直に伝えて、部下と上司との関係性を高め、部下に適切なアドバイスうことで、部下の成長や会社全体のコミュニケーションの活性化が期待できます。

テレワーク時の1on1ミーティング

1on1ミーティングは、業務の進捗状況に重きをおくのではなく、部下が抱えている課題を聞き、上司がアドバイスや気づきを与える場であり、部下が主役になるミーティングです。

1on1ミーティングを実施したことがない方は、オンラインでいきなり開始すると難しく感じてしまうかもしれません。

始めは日常会話や近況報告からでも構いませんので、「部下のための時間を作る」ということを心がけてください。
当初は戸惑いがあるかもしれませんが、たわいのない会話から、部下が「困っていること」「悩んでいること」が明確になってくるかもしれません。

お互いに「1on1ミーティングをすること」に慣れてきたら、今後の目的を明確にし、1on1ミーティングをより有効なミーティングになるように取り組んでいきましょう。

テレワーク時の1on1ミーティング

テレワークにも1on1ミーティングにも多くのメリットがあるので、『テレワークにおいてのコミュニケーション不足』を解消するだけではなく、生産性の向上も期待できます。

現在では、Web会議システムなどのツールが簡単に利用できるので、お互いの様子を見ながら話をすることができます。

めまぐるしく変化する時代、いかにスピードをもって対応していくかが企業の成長の鍵になります。

人材育成のためだけではなく、コミュニケーションの一部として1on1ミーティングを取り入れてみてはいかがでしょうか。