パフォーマンスマネジメント
パフォーマンスマネジメントとは「従業員それぞれの能力とモチベーションを向上させること」 と それによる「企業の利益を生み出すためのマネジメント」 を同時進行で進めることを目的としています。従来の企業が行っていた管理方法は、従業員にノルマなどの目標を設定するなどの強制的な方法でした。そのため従業員一人ひとりの仕事に対するモチベーション低下を招き、また目標という結果だけを重視したために起こる「過程」の軽視を生むことになりました。パフォーマンスマネジメントは、従業員一人ひとりの能力の可能性を引き出すための環境づくり、そして目標達成のための経過を重視した総合マネジメント手法を行います。
パフォーマンスマネジメントのルーツはアメリカにあります。1970年代にアメリカのコンサルタントであるオーブリー・C・ダニエルズ氏を中心に「企業の人間の行動が結果につながることを促進させる人材マネジメント方法」いう定義で考案され、日本にも紹介されました。企業の従業員の仕事の過程とそれによって起こる結果に注目して計測したデータをもとに、従業員のモチベーションの向上および能力の発揮を促進させるとう狙いです。この方法により「結果を出すには何が望ましく何が無駄か」ということが明確になるのです。