モチベーション
人が何かを欲した際、それを得ようとする時に起こる前向きな感情がモチベーションであり、近代ビジネスの世界においては人材をやる気にさせ、ビジネスの効率や業績を上げるための重要な要素として考えられています。モチベーションという考え方自体は昔からありましたが、終身雇用や年功序列という制度の下に作られた従来のものと今のモチベーションではその捉え方が変わってきています。従来であれば安定した雇用、あるいは待遇や地位が保証されていたので従業員はそこにモチベーションを置く事が出来ました。しかし現在では、そういったものは保証されない、あるいは不安定なものとなってきたため、会社側は従来のものに代わる別の要素を提供しなければ、従業員のモチベーションを維持できず、労働意欲や作業効率の低下といった弊害をもたらすようになります。会社に貢献してくれる人材を育成するためには、従業員のモチベーションを上げる要素は何かというのを把握していなければなりません。定期的に社員の意見を汲み取りそれを反映していく、あるいは意欲的に仕事をしてもらえるような環境を整備していくなど、会社側からのアプローチが必要となってきます。積極的な環境の整備は、そこで働く従業員のモチベーション向上にも繋がります。