中小企業の人事担当者は、人事業務全般を分業できずに1人で対応しているのではないでしょうか。
経営者自らが自ら行ったり、人事担当と言っても総務も兼任する人事総務であったり。
労働人口が減少する中人材が企業の業績を左右するといっても過言ではありません。
ここでは、人事業務と課題、その解決策についてご紹介していきます。
中小企業の人事の業務
人事管理として行われるものには下記のようなものがあります。
- ・人材募集(媒体対応・SNS発信等)
- ・採用活動(計画・面接・選考)
- ・人材育成(能力開発研修)
- ・人事制度(設計・構築・浸透・改善)
- ・人員配置/人事異動(面談・手続き)
- ・労務管理(条件整備・規則作成)
- ・労務事務(給与/賞与計算・社保手続き)
- ・環境改善(アンケート・福利厚生)
- ・退職(手続き)
これだけでも、人事管理がいかに企業の中枢部を担っているのかがわかります。
しかし、この中枢の部分に課題を抱えている中小企業が多いのです。
中小企業の人事の課題
人材育成がうまくいかない
離職率が高い
など、この他にも人事に関する課題はすぐに思い浮かぶのではないでしょうか。
本来、人事業務とは人材を有効活用するためでなくてはなりませんが、そのような人事管理ができている企業は意外と少ないのです。
中小企業の人事の課題はなぜ改善されないのか
課題を抱えながらもなぜ対応を後回しにするのでしょうか。
リソース不足
人事業務は売り上げなどに直結しないからとリソースを割きにくいといわれています。
しかし、「従業員のスキルを活かせない、働きにくい環境」では、優秀な人材から離職してしまい、本末転倒の人事管理になってしまいます。
実際、注力するのは人事管理であると改善に取り組んでいる企業のほうが成長しているという事実は否めません。
人事の課題を解決するDX化
HRシステムを導入することで、人事の課題解決に繋がります。
比較的低価格でサービスを利用することができるので検討してみてはいかがでしょうか。
人材管理/人事評価/労務管理など、それぞれの機能に特化したものであったり、機能の連携が出来たりと特長は様々です。
自社の課題を洗い出し、本当に必要な機能が利用できるほうが、使い勝手がよい場合があります。多機能なほうが課題解決に近道のような気がしますが、使いこなせずかえって混乱を招く場合もあるということは覚えて起きましょう。
まとめ
人事管理は、企業の中枢を担います。それに加え、即効性のある施策がないことから課題に着手しにくいのも現状です。
しかし、本来の課題である部分に取り組まないままでいると、「成長が望めない企業」になることは間違いありません。
現状の問題を把握したら、解決策を考え、実行するそのトライ&エラーを繰り返しを行うことで、課題解決に近づき、働いている社員の満足度を向上させていくのではないでしょうか。