コンピテンシー
コンピテンシーとは、企業内で活躍している社員に共通してみられる行動特性のことです。ちなみに、コンピテンシー(Competency)は、能力・適性といった意味の英単語です。職種によって、求められる能力や行動特性に違いの見られることが知られています。経理職ならば、計算能力の高さであったり、ミスをしない気質が重要でしょう。また、営業職ならば、メンタルの強さであったり、行動力も必要になります。より具体的に一定以上の成果を収めている社員を観察していくと、能力の高い社員に共通することは何かが明らかになってきます。こうした分析を基にして、コンピテンシーを定義づけて社員全体の質向上を果たすのに役立て、業績アップを図る企業が増えています。コンピテンシーを評価基準や行動基準として照らし合わせていくことで、社員の質をあげるのに貢献するというわけです。また、コンピテンシー面接を実施する企業も現われています。つまり、応募者の行動パターンを検証して、自社に有益な人材かを判断する面接がコンピテンシー面接です。有能な社員と同じ行動特性を有していることで、将来的に有望だと考えられるかどうかを予測できるというわけです。