ミドルマネージャー
ミドルマネージャーとは、部長や課長などの中間管理職のことを言います。
会社には経営を担う取締役会、それらで決まった方針を実行する部長や課長、その下に社員がいます。
部長や課長は、経営を担当する取締役と一般社員の中間に位置することから中間管理職と呼ばれており、経営方針が会社組織全体に浸透するかどうかは、部長や課長によって決まると言っても過言ではありません。このミドルマネージャーの役割は、経営方針を具体化する目標設定に加えて、人材の育成、人材の評価や査定、部下の動機づけ、チーム同士のコミュニケーションなども含まれているため、行うべき業務は多岐にわたり責任も重大です。また業務の複雑化や上司と部下に挟まれる人間関係、さらにスケジュールに追われるため心身へ負担が生じやすい役職でもあります。
最近では、ミドルマネージャーの育成や負担の軽減に取り組む会社が増えています。
例えば、中間管理職同士の交流やノウハウ、悩みなどを共有してのミドルマネージャーの育成、ミーティングの強化を通じて業務効率化による負担の軽減、さらに企業によってはフリーアドレスという固定デスクのないオフィススタイルを導入するなど、風通しの良い組織づくりを目指す傾向が強まっています。