人事評価

人事評価とは、組織において個人の能力や実績を評価することです。この人事評価の結果によって評価された方が昇進や昇格するか、もしくは降格となるかが決まることもあります。給与や賞与等お金にかかわることにも関係するため、その評価は公正かつ公平に行われなければいけないものとされています。人事評価の方法は企業や組織によってまちまちですが、一般的に多いのは当初設定した目標に対しての実績で評価する方法です。この方法で評価することにより、主観的な評価ではなく定量的な評価を実施することができるのです。このような目標設定を行わずに評価を行う場合、評価は評価者の主観によって行われてしまうケースが多くなります。つまり、上位者が自分とタイプが合う人の場合は必然と良い評価が得られ、合わない場合だとその逆となってしまうのです。 また、目標設定を行えば必ずしも定量的な評価が行えるとは限りません。それは、目標に対する実績というものは定量的に判断できるものばかりではないからです。例えば、住宅や車を販売するような仕事の場合は販売した実績数という定量的数値により客観的評価が可能ですが、店舗に来店されたお客様を接客する仕事において定量的な指標を設定することは簡単ではないのです。